古代ガラス技法(パート・ド・ヴェール)を基にしたオリジナルの技法で
作品を制作しています。
ハイビスカスの花にひらりと舞い降り、南国の空を力強く飛び回る『ツマベニ蝶』を優しい色合いの葉っぱに乗せました。
「幸せを呼ぶチョウ」ともいわれていて、柔らかな乳白色と目が覚めるような鮮やかなオレンジが特徴です。
《技法について》
パート・ド・ヴェール技法の起源を辿ると、古代メソポタミア時代に遡ると云われています。粘土などで作ったモチーフから石膏型を制作し、その石膏型にガラスの粉を詰めて電気炉で焼成します。その後、バリ取り研磨を経て作品に仕上げます。
多くの手間と時間が必要な技法のため、幾度となく継承が途絶え「幻の技法」と云われていました。